フィデッサ、東証arrowhead稼動開始に先駆け、日本市場向け執行プラットフォーム提供の準備が整う

[2009年9月1日、東京] 全金融資産取引対応のトレーディングシステムを、運用会社及び証券会社双方に提供する株式会社フィデッサ(東京都千代田区、社長イアン・チルトン。本社英国ロンドン。以下、フィデッサ)は、2010年1月4日に稼動が迫った東京証券取引所の現物株取引次世代システムである“arrowhead(アローヘッド)”に対応した、日本市場向け執行プラットフォーム提供の準備が整ったことを発表しました。なお、フィデッサが提供する、エンタープライズ型およびホスティング型の双方のシステム形態においてarrowheadへの接続が可能となります。

株式会社フィデッサの社長、イアン・チルトンは、「東証arrowheadの稼動開始は、日本株執行市場にとってこれまで過去10年間経験することのなかった画期的なイベントです。我々は東証の計画した導入スケジュール通りに、開発が完了できたことを嬉しく思っています。今回のarrowheadの稼動開始によりもたらされる執行サービスの付加価値を実現するためには、国内証券会社は、執行におけるレイテンシー(データ処理遅延)の最小化、総合的な取引データ分析機能そしてアルゴリズム取引への対応など、より高度なパフォーマンスを実現する技術が求められます」と述べています。

更に、「また、arrowhead稼動により更なるアルゴリズム取引の普及が予想されますが、フィデッサの先進技術を国内顧客に提供する機会が一層拡大すると考えています。我々は欧米市場で蓄積した経験を活かし、日本市場でのトレーディング技術の進化における先駆者であり続けることを目指します。」と付け加えています。

フィデッサのarrowhead対応版システムアーキテクチャは、コロケーションサービスへの対応、ブルーボックス(フィデッサ提供アルゴリズム取引エンジン)、包括的な取引データ分析機能、新型データフィード・ハンドラを備えて構築されています。既に既存顧客においては試験運用が開始されており、徐々に新型プラットフォームへの移行が予定されています。

東証arrowhead導入により、現行の取引システムでは数秒かかる取引所のデータ処理能力が、10ミリ秒単位まで大幅に高速化されます。これに加えて、東証システムのキャパシティも増強され、分間注文受付ピーク件数の2倍のデータ処理能力が保証されます。更に、呼値の刻みの細分化や制限値幅の緩和など、現行の売買制度にも変更が加えられます。また東証は、arrowhead稼動により、“FLEX Standard”における取引気配情報を上下5本から8本へ、“FLEX Full”においては全板に拡大させることで、より包括的な市場データを提供することになります。

株式会社フィデッサでは、8月第3週に、「東証arrowheadの稼働後において、執行パフォーマンスの高度化が市場にもたらす影響を探る」というテーマで顧客向けセミナーを主催いたしました。本テーマについての高い関心を反映し、国内の主要な証券会社から約150人が参加しました。

フィデッサ・グループのプロダクトは、世界各国730の企業で24,000人のユーザーに提供され、世界の大手金融機関の85%に採用されています。また、国内外400社以上のブローカーと約2,300社のバイサイド顧客、さらには120の取引所・代替執行市場との間を、フィデッサグローバルネットワークで接続しています。

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