フィデッサ、流動性分断化分析ツールを全世界市場を対象に公開

[2010年9月13日、ニューヨーク・トロント・香港・東京・ロンドン発] 多通貨・複数金融資産取引対応のトレーディングシステムを運用会社及び証券会社双方に提供する株式会社フィデッサ(東京都千代田区、社長イアン・チルトン。本社英国ロンドン。以下、フィデッサ)は、株式市場の流動性分断化についての参考指標として、「フィデッサ流動性分断化指数(Fidessa Fragmentation Index、以下FFI)」と「フラギュレーター(Fragulator)」という2つのツールを、全世界市場を対象に拡大したと発表いたしました。本ツールによる分析情報は、ウェブ上で無料で公開されます。これまでMiFID導入後の流動性分断化が進行する欧州において公開してきましたが、本日より米国・カナダ・アジア(日本を含む)市場についてもカバーし、世界のユーザーがアクセスできます。

FFIとフラギュレーターは下記のウェブサイト上で公開されており、各銘柄や指数構成銘柄平均における流動性分布について瞬時に分析することが可能です。fragmentation.fidessa.com これにより、市場参加者は、各地域における代替執行市場の影響について、国際的な視点で分析することが可能です。

2008年のサービス開始以来、FFIは業界標準の数値指標として、欧州における既存の取引所と新興代替執行市場との間の流動性を比較する指標としてご評価をいただいて参りました。また、2009年に開始したフラギュレーターは、欧州銘柄についてライトプール(執行前注文情報公開市場)ダークプール(執行前注文情報非公開市場)における指定期間内の執行市場別シェアを瞬時にモニターできるツールとして開発され、今後は同様の分析を世界市場対象に行うことが可能となります。

フィデッサ本社戦略部門担当ディレクターのスティーブ・グロブは、「バイサイドにとっては、FFIとフラギュレーターを有効に活用することで、ブローカーの執行パフォーマンスを適切に査定する際の参考データが入手できます。またセルサイドにとっては、自社のスマート・オーダー・ルーティング(SOR)技術導入の結果として、最良執行を達成するための適切な能力と接続を整備していることを顧客に証明するツールとして活用することができます。さらに、取引所や代替執行市場にとっては、自社市場のマーケットシェアや市場全体のトレンドを確認する有効な手段となります。」と述べています。

スティーブ・グロブは更に、「弊社がこれまで培ってきた世界規模での事業経験、顧客基盤を基に、世界市場で進行中の流動性構造変容の理解に役立つ手段を市場参加者に提供できれば幸いです。」と結んでいます。

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