丸三証券、フィデッサの法人委託取引システム運用稼動を開始

[2017年7月25日、東京] トレーディングシステムを運用会社・証券会社双方に提供する株式会社フィデッサ(東京都千代田区、代表取締役社長イアン・チルトン。本社英国ロンドン。以下、フィデッサ)は、丸三証券株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 小祝寿彦。以下、丸三証券)において、法人委託取引用新システムとして、フィデッサトレーディングプラットフォームの運用稼動を開始したことを発表いたしました。フィデッサのシステムは、既に11社の国内証券会社(法人委託取引業務)において稼動済みです。

昨年の金融審議会・市場ワーキンググループにおける「フィデューシャリー・デューティー」の議論を踏まえ、現在、運用会社のみならず「金融事業者」を対象とした「顧客本位の業務運営に関する原則の定着に向けた取り組み」が金融庁により推進されています。また、欧州市場においては、2018年1月にMiFID II(第2次金融商品市場指令)の施行が、市場の透明性向上、投資家保護強化を目的に予定されています。MiFID IIに関しては、欧州ベースの金融機関のみならず世界市場への直接的・間接的影響が予想され、そうした市場環境変化の中で、日本市場においても顧客本位の最良執行強化への議論が、より一層高まると思われます。

フィデッサのトレーディングプラットフォームは、そうした市場環境の変化および規制改革に伴う機関投資家向け執行サービスの顧客要件の変化に、証券会社が迅速且つ包括的に対応可能とするホスティングサービスを提供しています。国内運用会社の間にも広く浸透したアルゴリズム取引(特にDSA注*)サービスを提供する為のアルゴリズムエンジン、主市場と共に私設取引システム(PTS)などの代替執行市場にアクセスするためのスマート・オーダー・ルーティング(SOR)等、顧客向け執行サービスに付加価値を与え、強化するために必須な機能を実装しています(今後、執行コスト分析サービスも提供予定)。

丸三証券金融法人部長田村久司氏は、「当社では多様化する顧客のニーズに対応するため、フロントシステムの変更をかねてより検討しておりましたが、この度、国内証券会社に豊富な稼動実績を持ち、その堅牢性に定評があるフィデッサのシステム導入を決定いたしました。新システムの導入により電子取引等の顧客のニーズに迅速かつ的確に対応することが可能となり、既存顧客への執行サービス強化及び新規顧客層の拡大にも資するものと考えます」と述べています。

フィデッサ代表取締役社長イアン・チルトンは、「この度、丸三証券様におけるフィデッサトレーディングプラットフォームが無事、本番稼動したことをご報告いたします。今後も弊社一丸となって顧客サポートの強化を図り顧客満足度の向上を目指す所存です。フィデッサのグローバル市場におけるサービス提供の実績・経験、及び国内での顧客業務基盤を活かし、日本市場要件に合致した業界最先端の取引システムサービスを提供することにより、顧客の新たなビジネス発展に貢献できることを目指します」と述べています。

フィデッサのマルチアセットトレーディングソリューションは、世界各国の900企業で約23,000人のユーザーに提供されています。国内外715社以上のブローカーと約5,500社のバイサイドのお客様、さらには221 の取引所・代替執行市場との間を、フィデッサグローバル注文回送ネットワークで接続しています。

*DSA(ダイレクト・ストラテジー・アクセス) バイサイドトレーダーが、電子取引端末により、自らアルゴモデル選択、および設定パラメーターを指定して、「直接電子発注」するアルゴリズム取引の主流形態。海外バイサイドはもとより、国内バイサイドトレーディングにおいても今や広く浸透している。

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